名言シリーズVol.2
「一日ひとつずつの教訓を聞いていったとしても、ひと月で三十個条になるのだ。
これを一年にすれば三百六十個条ものことを知ることになるのではないか。」
武田信玄(1521-1573)
織田信長でさえもその存在を恐れ、天下を取った徳川家康にも勝利しました。
伊達政宗は父を、今川義元・毛利元就・織田信長らは兄弟を権力争いの末に殺害して家督を継いでいます。
一方、武田信玄は父を追放したものの、現在のお金で一億円灯される生活費を送っていたと言われていたり、弟とも仲良かったと言われています。
武田家では父や兄弟を殺すことなく武田家臣の統率に成功したのです。
その基盤となったのは「合議制」といわれています。
父を追放するときから家臣との会議を行い、みんなの意見を取り入れていました。
重臣たちが意見を述べた後に、それらをまとめて全員が納得のいく決断を下したそうです。
また、統率がうまく取れないときには、多くの決まりごとをつくり発布しています。
しかし、どれだけ決まりごと(法度)を作り強制したとしても、大将である自分が好き勝手に無視して振舞っていても家臣が着いてきてくれないという考えをうぬぼれることなく持ちあわせていました。
そこで信玄自らが法度の最後には
信玄が定めや法度に、信玄自らが違反しているようなことがあったなれば、投書で訴えてほしい。時と場合によって自らその覚悟をする。
人に強いる以上は自らも縛られるということ。そして自ら覚悟をし、それを明確に示すこと。
そんなリーダーとしての自覚を持ち、知性溢れる武田信玄らしい言葉ですよね。
継続は力なりといいますが、日々継続すること、学び続けることは大切なのですね。
このブログの読者になってくださったみなさん、この記事にたどり着いてこの名言シリーズを読んでくださってるみなさんに幸がありますように。
一日ひとつずつの教訓を聞いていったとしても、ひと月で三十個条になるのだ。
これを一年にすれば三百六十個条ものことを知ることになるのではないか。
おしまい!