「とどめを刺すやり方を覚えるのではなく、相手をもてあそぶやり方を覚えなさい」
上野千鶴子(1948-)
東京大学名誉教授の社会学者の方です。本を読んでいてとてもインパクトの強かった言葉なので記します。
論客として有名な上野さんは議論の仕方として「相手にとどめを刺すべきでない」と教えてらっしゃいます。
とどめを刺すと完全に関係を断ち切ることとなり、自分も嫌われてしまいます。
すると、「その世界であなたが嫌われ者になる。それは得策じゃない。とどめを刺すやり方を覚えるのではなく、あいてをもてあそぶやり方をおぼえなさい。」
相手をもてあそぶには、自分が一枚上手、ひとつ上のステージに立つということですよね。
「議論の勝敗は本人が決めるのではない、聴衆が決めます。相手をもてあそんでおけば、勝ちはおのずときまるもの。それ以上する必要も、必然もない」
議論で勝つとはこういうことなんですね。
とどめを刺すやり方を覚えるのではなく、相手をもてあそぶやり方を覚えなさい
おしまい!