「自分の足で立てば、人生は豊かになるの」 マーガレット・バーク=ホワイト
There is a richness in a life where you stand on your own feet. Margaret Bourke-White(1904-1971)
彼女はアメリカの報道写真家です。
名前を聞いてもピンとこない人が多いと思いますが、彼女の作品を見るとわかるかもしれません。
例えば・・・
ガンディー暗殺の数時間前にインタビューをして写真撮影を行い、彼女の代表作でもあります。彼女は、「然るべきときにしかるべき場所にいる才能」があると言われていたそうです。
もちろん、然るべきときに然るべき場所にいるための努力がありました。
世界初の女性従軍記者として戦地に赴いていました。ドイツが独ソ不可侵条約を破った瞬間にソ連へ行ったそうです。その際、モスクワにいる唯一の外国人カメラマンだったとか・・・ 一時は米国大使館に避難しながらもその後起こった戦火を撮影しました。
また、ドイツの強制収容所を訪れたときのことを振り返って、「カメラを手にしていたことが唯一の救いでした。それは私と目の前で繰り広げられる恐怖の光景の間に、わずかな防壁を作ってくれたのです」と。
彼女は戦時中にカメラマンとして仕事をしてきたので、その仕事には「世界初」や「女性初」がつくことが多く、女性としてだけでなく、戦場の報道カメラマンの先駆者として活躍されました。
人知れぬ努力をして、足掻きながらも自分にできる精一杯のことをして自分の足で立つ。それでこそ人生が豊かになるんですね・・・!
自分の足で立てば、人生は豊かになるの
おしまい!