こんばんは!
まず、システィーナ礼拝堂について少し。
ここは16世紀にミケランジェロによって制作された天井画と最後の審判が見どころとされています。
バチカン市国編のPart1でお話しましたコンクラーベが行われる場所です。
読んでないよって方は下にリンクがありますので、そこから是非!
そして、このシスティーナ礼拝堂なのですが、私語厳禁かつ写真厳禁です。
写真がなぜだめなのかと申しますと、日本と深い関係があります。
1980年にシスティーナ礼拝堂のフレスコ画の全面修復が決定し日本テレビが独占撮影権と引き換えに420万ドル(4.7億円)を提供したそうです。
行くまで知らなかった・・・
さて、中はどうなっているかといいますと・・・
圧倒的な存在感です。荘厳でもなく温かいわけでもなく、独特な雰囲気を醸し出してました。
まずは正面の絵から!最後の審判です。
ミケランジェロにより5年の歳月をかけて制作されました。描かれている人物は400人にものぼります。
向かって左が「善」右が「悪」となっています。マタイの福音書に起因しているそうなのですが、英語では「右」という意味も「正しい」という意味も「right」です。
そして、ここに描かれている人物はみなさんマッチョで、ほとんど裸体で描かれていました。制作途中にそれを目にしたローマ法皇庁の儀典長ビアージオは激しく批判します。「そんな絵は浴場にでも置けばいいと。祭壇に置くものではない」と。
それを耳にしたミケランジェロは絵の右下の地獄の王の顔として彼を描きました。
一番右下の股間を蛇に食べられてるおじさんです・・・
これを見たビアージオは、なんとか描き直すようにローマ法皇に直訴しましたが、「いかに私であっても、地獄のことは請け負いかねるよ」と一笑されたそうです。
お次は天井画!
旧約聖書創世記の9つのエピソードが描かれています。
天地創造・男女の創造と原罪・ノアの物語の3本立てとなっています。
1枚目の上から順に「エヴァの創造」「アダムの創造」「大地と水の分離」「太陽と月の創造」「闇と光の分離」、2枚目の上から「ノアの泥酔」「大洪水」「ノアの燔祭(はんさい)」「原罪と楽園追放」となっています。
ちなみに・・・
2枚目の上にあるこちら
映画ETはここからインスピレーションを得たそうですよ!
他には・・・
鍵を渡すキリスト。
このブログを読んでくださった方は、鍵を受け取る人・鍵関係の人はいったい誰なのかおわかりですよね!バチカン市国編Part2に答えが!これでシスティーナ礼拝堂はおしまいです!
次は最後のバチカン市国での観光スポットであるサン・ピエトロ大聖堂へ!
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おしまい!